クレジットカードには、大きく分けて銀行系、信販系、交通系、流通系、消費者金融系と5種類のカードがあります。
どれも同じクレジットカードと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。この種類の違いが、クレジットカードでは非常に重要なのです。
なぜ種類の違いが重要なのか、それは系列の違いが審査難易度やカードのお得さに直結してくるから
例えば、銀行系のカードは、審査難易度が高いので、フリーターや非正規社員が手に入れるのは難しいです。逆に、流通系のカードや消費者金融系のカードは、これらの人でも簡単に手に入れることができます。
このように、カードの系列によって想定している顧客や、審査の際の対応が違ってきますので、カードに申し込みをする際にはそのカードがどの系列に属しているかを知ることが極めて大切なのです。
もちろん、カードを使い実積(クレヒス)を積めば、より高い系列のカードを手に入れることも出来ますが、まずは己の属性にあったカードを手に入れることから始めるといいでしょう。
5種類のカードのうちでもっともお固いカードが銀行系のカード
これらのカードは銀行が発行元になっているので、審査難易度がかなり高いです。
ですが、ポイント還元率はそこまで高くなく、ほとんどのカードが0.5%から1%程度です。流通系カードなどと違い特定のサイトで使うとポイント3倍、というようなこともないのでステータスの高いカードがあるいはオードソックスなカードが欲しい人以外は、他のカードを発行した方がお得です。
ですがこれらの銀行系カードは、傷害・疾病治療保険など、海外旅行用の保険が充実していることが多いので、海外旅行によく行く人ならこれらのカードを一枚持っておくといいでしょう。
信販系クレジットカードも基本的には銀行系カードとあまり変わらない
旅行好きなら、海外用に銀行系か信販系のカードを用意しておきましょう。
ちなみに、銀行系カードをすでに持っているなら、信販系カード無理に持つ必要はありません。予備のカードが欲しい人だけ、申し込みをするといいでしょう。
交通系カードは銀行系や信販系と違って100%実用系のカードです
電子マネーとの相性がいいので、これ1枚あれば電子マネーとしても使えますし、クレジットカードとしても使えます。
通勤、通学する時に持っておくと便利なカードなので、自分の最寄駅がどの駅で、どの鉄道会社なのかということを考えた上で、申し込みをしましょう。
流通系クレジットカードは特定のサイトや店舗で買い物をする時に真価を発揮するカード
条件があうとポイントを3倍、4倍にしてもらうことができるので、圧倒的に有利な条件で物を買うことができます。
そのかわり、特定のサイト以外で使うとただのカードになり下がってしまうので、色々なサイトや店舗を利用する人はその利用用途に応じて(そのサイトや店舗に強い)カードを数枚持っておくといいでしょう。
また、流通系カードはお得意様を囲うという意味から発行難易度が極めて低いです。なのでカードをまだ持ったことがない人や、雇用形態や年収などの条件に引っかかってカードを持てない人が、チャレンジしてみるのに、流通系カードはうってつけです。
これらの条件に当てはまるけどカードがどうしてもほしいなら、審査の緩い流通系カードに一度チャレンジしてみるといいでしょう。
最後に残ったのが消費者金融系カード
このカードは消費者金融が発行主体である点が特徴で、審査難易度が極めて低いです。
リポ払い専用だったりポイントがつかなかったりするカードが多いので、お得さという点ではたいしたことありませんがとにかくカードを持ちたいという人にはありがたいカードなので、なんでもいいから今すぐカードを持ちたいなら、一度消費者金融系のカードを持ってみましょう。
これ以外にもどこの系列にも当てはまらないその他と言われるカードがあります
基本的にはクレジットカードはこの5種類の系列のどこかに入ります。
この中でも流通系のお得さは他の系列カードとは比べ物にならないのでカードを持ったことがない人はまずは流通系カードから持ってみましょう。
発行難易度が低いカードが多いので属性(年収や雇用形態、借入金の有無などのことです)が悪い人にもうってつけです。なのでカード初心者は自分の良く使う店やサイトに対応した流通系カードを申し込んでみて、それで物足りないなら他のカードを持つといいでしょう。
ちなみに、カードには流通系とか銀行系とかいう系列とは別に、ゴールドや一般といったカードのランクがあります。
基本的にランクが上がるほど限度額が上がり便利になりますが、 年会費も高くなる上に高いランクのカードを一般の人が取ることは難しいので(ゴールドあたりなら努力すれば取ることも可能ですが、それ以上は厳しいです)カードのランクは一般で満足しておいたほうが賢明でしょう。