手持ちの現金が無くても商品を購入する事が出来てしまうクレジットカード。最近では色んなお店から、そんなクレジットカード発行の勧誘を受けるため、クレジットカードを作る機会が多くなっています。
確かにクレジットカードは、商品を購入する上で非常に便利な一面を持っています。高額な商品を分割で購入する事が出来る他、ポイントが効率的に貯まったり、発行するカードによっては優待特典も受けられるのです。
また、クレジットカードの使用履歴は個人の信用の証ともなります。
しかし、クレジットカードを作り、発行・使用する上ではいくつか注意をしなければいけないポイントもあるのです。上手に使えばメリットが沢山あるクレジットカードですが、以下のポイントには注意をしましょう。
クレジットカードを作るときのポイント
クレジットカードは沢山の業者から発行されていますが、作って所有する枚数は本当に使えるものを2~3枚以内に押さえておくべきです。これは枚数が多いと管理しきれないという問題があるだけではありません。
クレジットカードは闇雲に枚数を多く作り過ぎると、必要なローンの審査に通過しないケースもあるのです。
特に気をつけなければいけないのは将来マイホームローンを利用する際に、融資額が少なくなったり場合によっては審査が下りないという事もあるのです。
ですから不要なクレジットカードは作らない・持たない事を心掛けましょう。
クレジットカードは、申し込みの際に独自の審査が行われそれに通らなければカードは作れません
クレジットカードが早く欲しいからといって、短期間に何枚もの申し込みを行う人がいます。この場合、申し込みブラックという状態になる事があり、逆にカードやローンの審査に通らなくなってしまうので一度に何枚もの申し込みをするのは止めましょう。
もし、クレジットカードの審査に落ちた場合は、直ぐに次に申し込むのではなく半年ほど期間をあけた方が無難です。
クレジットカードを使って商品を購入する時の支払い方法は、一括払い・分割払い・リボ払い・ボーナス払いの4つになります。
- 一括払いは手数料も発生せず商品代金を次の請求の際に一度で支払う方法です。
- 分割払いは商品代金を指定した回数に分割して少しずつ支払うこと、リボ払いは毎月の利用金額に関わらず自分で設定した元金支払い額と手数料を支払う方法になります。
- そしてボーナス払いは、購入時期によって夏のボーナスまたは冬のボーナス時期のどちらかに手数料なしの一括払いで商品代金を支払うものです。
ここで気をつけなくてはいけないのが、分割払いやリボ払いの手数料になります。大きい金額の商品を購入する時などに便利な支払い方法ですが、どちらも基本的に手数料が発生する為、もともとの商品代金よりもトータルで支払う金額が高くなってしまいまうのです。
特にリボ払いの手数料は非常に高額であるため、支払い方には気をつけなくてはいけません
クレジットカードによっては、初期設定がリボ払いになっているケースがあり、それを知らずにカードを使っていると一括払いのつもりが全て自動的にリボ払いになっている事があります。十分に注意をしましょう。
現金で代金を支払う場合、その場でお金の減りが目に見えて分かりますがクレジットカードの場合そうはいきません。そのため、一体どれくらいカードを使っているのか把握出来ず、お金を使い過ぎてしまう事も珍しくありません。
収支をしっかりと把握し管理すること、それもクレジットカードを持つ上で気をつけなくてはいけない事ですね。
クレジットカードで使った金額は、後日契約をした口座から引き落とされるようになっています。もし、口座のお金が不足していた場合は引き落としが出来ません。
すると多くの場合、カード会社から引き落としが出来なかった旨の通達が届きます。そして、次回まとめて不足分も引き落とされるか、別途請求書が届き振り込み用紙を使って支払いをする事になります。
こうして直ぐに対応をして不足分を支払えば、クレジットカードは引き続き使えるようになるので、引き落としされなくても直ぐに支払えば大丈夫と考えては絶対にいけません。
こうした延滞の記録は、個人信用情報に登録をされ新しくカードを作ったり、ローンを申し込む際に照会され審査が不利になってしまうのです。
通常は2~3ヶ月以上など悪質な延滞をした場合情報が異動となり、ブラックリスト入りするのですがカード会社によっては少しの延滞でも異動になってしまう事があります。一度延滞情報が異動になると、支払いをしても直ぐに記録が消える訳ではありません。
ですから、少しの延滞なら大丈夫とは思わないようにしましょう。クレジットカードの延滞は、想像以上にリスクが高いと覚えておかなければいけません。
便利なクレジットカードも所有枚数や申し込み方法、それに支払い方法を考えなければ無駄に手数料を取られたり、支払いに首が回らなくなる事が考えられます。
また、延滞をする事によりブラックリストへ異動となると信用情報に傷がつき回復までに長い時間がかかってしまいます。
場合によっては、将来の計画に不備が生じる事さえあるのです。
そうならない為にも、クレジットカードの申し込みや使い方には十分注意を払いましょう。