まず前提として消費者金融でお金を借りようとした場合、信用情報で引っかかる人がいます。当然そこには金融事故をした履歴が残っているからです。そうなると、大手消費者金融はその時点で審査終了。即否決となってしまいます。
金融事故を起こした人の信用が回復するまでは、大手消費者金融ではどうにもならないのです。
しかし、中堅の消費者金融は金融事故のある人、所謂ブラック状態の人にもお金を貸します。これはかなりのギャンブルプレーですが、そこまでしてお客さんが欲しいのです。一般常識では考えられないところです。
消費者金融の場合はこの様に金融事故歴があっても中堅の消費者金融が融資してくれる可能性が残っています。
通常なら、お金は貸せない状態の人も積極的に融資しています。余程、回収に自信がないと出来る芸当ではありません。大手消費者金融からしてみたら、よくあのラインのお客を取ったなあ・・・と半ば呆れ半分。溜息半分です。普通金融事故のあった人にお金を貸しません。その為の信用情報がある訳です。消費者金融独特の世界です。
一方クレジットカードの場合は消費者金融とは勝手が違います
クレジットカードは数多くあれ、金融事故を起こした人に審査可決がいく事は100%ありません。
どのクレジットカード会社に申し込んでも答えは同じです。テレビコマーシャルが盛んな有名な楽天カードでさえ門前払いをするくらいです。
クレジットカードは、カードローンの様に甘くはないのです。アメリカンエクスプレスカードが駄目だから、他のクレジットカードと言う手が使えない訳です。
その為、クレジットカードを所有出来る人は限られてきます
自然とこの様に、金融事故の人への可決を0にすると、各クレジットカード会社の客層の属性が上がる事になります。
クレジットカードの場合は、受け皿が残念ながらありません。
その為、金融事故の履歴が載っている人は審査に通りません。それだけ金融事故歴と言うのは重たいものなのです。
結局クレジットカードが作れるようになるのは信用情報から金融事故の履歴が消えた後
いつ消えるかは分かりません。一応自己破産した方の場合は免責決定から、最低7年から10年です。7年で消える場合もあれば10年消えない事もあります。
その他の特定調停・任意整理・個人再生は完済から5年です。あくまでも目安です。この5年を巡って金融事故を起こした人は信用情報を開示し金融事故歴が消えたかを調べています。
これを調べずに申し込み、もう5年以上経ったから大丈夫だろうと見切り発車してしまった人は記録が残っていると、審査には絶対に通りません。
消えていれば審査の内容次第で通る可能性は十分あります。
ここは必ず確認してから申し込まないと自分に取って不利益になってしまいます。必ず信用情報を開示してから申し込むようにしないと、記録が残っていると全く歯が立ちません。時間だけが虚しく過ぎて行きます。
金融事故を起こした人が唯一持てるカードはデビットカード
デビットカードは指定の口座にお金が入っていないと使う事が出来ません。その為、使える金額は銀行に入っているお金の分だけと言う事になります。
デビットカードは絶対に発行元は損を一切しない仕組みになっています。その為、誰でも持つことが出来ます。
勿論、キャッシング機能などありません。金融事故を起こした人は履歴が消えるまではデビットカードしか持つ事が出来ないのです。
デビットカードなら、自分の裁量で使うお金を決める事が出来ますから、誰にも迷惑をかける心配はありません。自分の使いたい分だけ銀行口座に入れておけば良いので、無駄遣いもしません。
クレジットカードの場合は500枚以上もありますが、どのカードを申し込んでも審査の通る見込みはありません。500社全部が同じ答えをすると言う事です。後は、信用情報に記録が残っている内はおとなしくしておく事です。無駄な抵抗は疲れるだけです。
物凄くクレジットカード業界はシビア
金融事故にあった人は消費者金融なら中堅消費者金融が受け皿になってくれますが、クレジットカードの世界にそれはありません。
非常に厳しいです。しかし、消費者金融の基準が甘いのは否めないですが、クレジットカード業界のスタイルの方が正しい選択です。
作らせたら危険な人にはクレジットカードは徹底して作らせない鉄壁なガードをしていますから、こればかりは致し方ないのです。
クレジットカード会社も金融事故さえなければ完璧な属性なのにと言う人を見逃すしかありません。完璧な属性であっても金融事故で一発アウトの世界がクレジットカードの世界です。変な駆け引きもしなくて済みます。
クレジットカード会社も暇ではありませんから、駄目なものは駄目とはっきりジャッジをします。それがクレジットの掟です。